「ジャップカサイ」は、「睾丸マッサージ(Testicle Massage)」として知られるタイ王国古典医学の奥義。そのルーツは、2500年前のブッダの時代にまで遡ります。 「ジャップカサイ」では、睾丸、および睾丸につながる精管を軽くストレッチすることにより、下腹部に刺激を与え、生殖機能のアップや泌尿器官への刺激で腰痛を緩和し、主に下腹部の各臓器に活力を与える施術法のことです。
施術中は、セラピストが決して陰茎に触れることはありません。タオルケット等を使用して、なるべく隠しながら施術を行います。伝統医学としての東洋医学治療法として古くからタイ王国に伝わるものです。タイ伝統医学の中でも、ジャップカサイは優秀なセラピストにだけ伝承されてきた難易度の高い技です。タイ現地でも風俗店が観光客を引くためのパフォーマンスとして行っている場合もあるようで、そういった経緯からジャップカサイは“女性による性的なサービス”だと誤解されるようになった側面もあります。とても残念なことです。
この睾丸マッサージを行う場合には、最初に1~2時間かけて全身を施術して、血流を促してから行わなくてはなりません。エネルギーラインを刺激することで自律神経に刺激を与え、内臓やホルモンなどの働きを活性化させた後に睾丸を約10分~15分程度行います。テンション度合いが実に微妙で、とにかく繊細な感覚を持ち合わせていないと難しい施術です。また、クライアントの身体が十分に温まった状態で行わないと逆効果になり、腹痛や違和感などの体調不良を招くことになります。
「ジャップカサイ」は、タイ古式マッサージの奥義とされ、微妙な指先の感覚で行わなければならないため、とても難しい特別な施術です。ですから、選ばれた者だけがその技術の継承を許されてきた神聖な施術法であり、そうした背景から今日もごく一部のセラピストだけがその技術を保有しています。世界レベルで見渡しても、この特殊な技術を有するセラピストはごくわずかです。
この睾丸マッサージを受けた感覚は、下腹部にチチチチと電気が走るような刺激を感じる人が多く、下腹部に痛みを伴います。性的な刺激とは全く異なるもので、仮にクライアントがそういった雰囲気であっても、痛みによりそのような気分は一瞬にして吹き飛びます。しかし、効果は絶大で、精力増強、腎機能回復、腰痛、背中の痛みの緩和にも効果を及ぼします。直接的刺激の効能では、睾丸の健康増強によって血流が増加し 勃起時の硬度が増し、精液量も増加します。
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