【浅い筋肉の凝りほぐしと深い筋肉の凝りほぐし】 | 無料で学べる伝統医学の知識 | TTMA LESSONS
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トップページ無料で学べる伝統医学の知識 ▶ トピックス033【浅い筋肉の凝りほぐしと深い筋肉の凝りほぐし
 
 
 
 
 
 
◆浅い筋肉の凝りほぐしと深い筋肉の凝りほぐし
 

筋肉は何層にも重なり合ってついています。浅いところにある筋肉を浅層筋と言い、深いところになる筋肉を深層筋といいます。浅層筋は、皮膚~皮下脂肪のすぐ下にありますので、手で触ればその筋肉の状態が分かりやすいものです。ちょっと触っただけで「凝っていますね!」とすぐにセラピストが理解できるのは、この浅層筋についてのことです。皮膚表面から手で触ってもわからないのは、深層筋の凝りです。もちろん、凝りほぐしボディケアで浅層筋の凝りを緩めて柔らかくなれば、その下にある深層筋の状態もわかりやすくなってきます。ですから、30分程度のクイック凝りほぐしボディケアでは、時間が足りません。30分程度では、浅層筋残りをほぐすだけで時間切れになってしまいます。クイック凝りほぐしボディケアで、少しは楽になったけど、全部は取り切れていないというのは多くの場合、こうした理由によるものです。

例えば、肩こりはよくある症状です。肩関節を例に挙げるなら、肩はあらゆる方向に腕を動かすための基点となる部位ですから、多くの筋肉が複雑に付着しています。浅層には、大胸筋、広背筋、三角筋があります。深層には棘上筋、棘下筋、大円筋、小円筋、肩甲下筋があります。それぞれがバランスを保ちながら、互いに協力しながら役割を担います。

ある日、肩こりをなんとかしたくてマッサージを受けたとしましょう。マッサージを受けた後なのに、腕を回してみたら、まだポキポキ音がするような場合には、深層筋の凝りが十分に緩んでいないと考えられます。凝りを緩めるためには、筋肉をあらゆる角度から圧迫し血流を良くする必要がありますし、手の届かない筋肉に関しては、その筋肉に対して然るべきストレッチングを行うことで徐々に緩めていくしかありません。そして、マッサージトリートメントにおいて、セラピストがロボットのように決まった手順を行うだけでは、なかなか結果を導くことができないものです。当然これに要する時間もかかりますが、マッサージトリートメントを行うセラピストは、常に筋肉や関節の状態を見極めながら、然るべきテクニックを選んでアプローチしていくものです。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
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