揉み返しとは、マッサージ後などに身体にあらわれる不快な状態や反応のことを指します。 ひどい場合には、打撲のような感じや内出血を起こすこともあります。揉み返しが起こる原因は、押す力が強すぎるなどの過度の刺激や、無理な姿勢で行った施術によって、筋肉にある筋膜や筋線維が損傷し、炎症を起こしてしまうことをいいます。特に、血液の循環が滞ったまま、筋肉が温まっていないのに、ぐいぐい押すと揉み返しが起きやすくなります。特に、30分程度の凝った部分の凝りほぐし系ボディケアでは揉み返しが起こりやすくなります。全身へのアプローチを行うタイ古式マッサージなどでは、全身の血液循環が起こっていますから、揉み返しは起きにくくなります。ただ、経験未熟なセラピストが、力任せに肘を使ってしまう誤って覚えたエルボープレスなどのテクニックで揉み返しを起こす場合も多くあります。力を伴って加えた圧には、クライアントも無意識に力を入れて踏ん張ります。力同士がぶつかり合った状態になります。当然力の勝る者が勝者となりますから、無防備なクライアントは揉み返しの刑を強いられることとなります。揉み返しが起きやすいクライアントの場合には、十分な施術時間をとって、体温が下がらないように配慮しながら徐々に加圧しながら行っていく必要もあるでしょう。また、長期間に及んで筋肉がこわばった状態にあったクライアントの場合には、自然な反応として生じる場合もあります。脳が筋肉を固まったものが正常であると理解してしまっているような場合です。好転反応として生じる場合もこれに当たります。いつもは固まっていたのに、それが急に加圧され緩められてしまうわけですから、脳波それを異常な状態と解釈し、元の状態に戻ろうとします。元の状態に戻ろうとする正常な反応をホメオスタシスといいますが、筋肉は元の固まった状態に戻ろうと誤作動を起こします。こうした場合には、何度かに分けて施術を行い、脳の勘違いを徐々に解いていく必要があります。揉み返しが起きやすい方は、セラピストに事前に情報として伝えておいた方がいいでしょう。
【TTMAレッスンズ】では、以下のマッサージトリートメントを取扱っております。みなさまが多くの種類のスキルを習得していただけるように多彩なコースメニューを取り揃えました。ただ、内容によって微妙なニュアンスが必要と思われるものについては、事故につながる恐れもあるため、【デリバリー講習】のみとさせていただいておりますことをご了承ください。通常【オンライン講習】のみとさせていただいているコースメニューに関しましても、【デリバリー講習】対象コースメニューと一緒であれば、デリバリーレッスンを行うことも可能です。