最近になってとてもポピュラーになったチネイザンですが、もともとは、古代中医学の腹診にルーツを持つ伝統的な療法です。東洋医学の五行思想では、臓器の状態が感情をも左右するものとされ、臓器に届くほどの腹部の刺激によって、臓器の状態を健全に保つことで、心と身体の両方を整えることができると考えられてきました。日本においても医師が「腹診」と言って腹部の張り具合を見たりしているのはご存じと思いますが、その基本となった理論によって構築された施術法がチネイザンです。例えば、肝臓は怒り、腎臓は怯え、肺は憂鬱の感情を表しているとされ、優秀なセラピストは腹部の状態を観察することで、臓器に宿った感情を読み取ることができると言われています。現在、チネイザンは一般的なものにあり、多くの分野のセラピストも施術に取り入れるようになりましたが、逆に「いい加減にただ腹部をもみもみするだけのもの」も巷に多く見られるようになりました。本来のチネイザンは数時間のタイ古式マッサージで全身がゆるゆるになった状態で行われるべきもので、その後チネイザンは最低でも60~90分以上の時間をかけてゆったり深く深く行われるべきものです。びっくりするくらい長いと感じられると思いますが、本来の伝統医学による健康法はそういうものです。
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