こんにゃく温湿布は、身体の臓器に相当する場所に温めたこんにゃくを湿布のように置いて熱を体内に伝えながら、体内の老廃物を吸収してデトックスしてくれる民間療法です。こんにゃくは別名「砂払」と言われるように身体の毒素を出すのに昔から使われてきた食材。こんにゃく温湿布では、基本的にこんにゃくを鍋で温め、タオルにくるんで身体に当てるだけの簡単療法なのだが、こんにゃくには体内の老廃物を吸収する働きがあります。こんにゃくを鍋で温め、タオルにくるんで身体に当てるだけなのだ。胃腸病や風邪・熱・慢性病・ガン・高血圧・腎臓病・肝臓病・糖尿病・結核、その他疲労などに良いと言われていて、何にでも効果が期待できる施術法です。クライアントには仰向けとうつ伏せの姿勢をとってもらいながら、ゆっくりお休みいただくのですが、1回あたりざっと60分程度で終了します。大病を患う患者さんの手当に使ったこんにゃくは翌日には溶けて縮んでしまったり、腐敗臭がしたりすることもあるくらい、デトックス効果に優れたものです。自分でもできるので、ぜひお試しいただきたいと思いますので、参考までに記しておきます。まず、こんにゃく2枚を10分ほど茹でます。熱いのでタオルにくるみます。仰向け姿勢で横たわり、肝臓と丹田の位置にもう一枚タオルを敷いて、こんにゃくを乗せます。この時、温度差が出るように脾臓の位置(左のわき腹あたり)には、濡らした冷たいタオルを置いておきます。まずは、これで、肝臓と丹田の熱いこんにゃく温湿布を30分程度行います。わき腹の冷たいタオルは温まってくるので10分くらいではずしてください。30分経過したら、肝臓と丹田のこんにゃくをとり冷たいタオルで1分くらい冷やします。次にうつ伏せ姿勢です。腎臓の位置(背中の真ん中へん)に、先程のこんにゃく湿布を置きます。まだまだ温かいのでそのまま使えます。脾臓の位置には、冷たいタオルを置きます。こちらも、腎臓30分、脾臓10分です。腎臓のこんにゃく湿布をとったら冷たいタオルで拭いて終了です。すっきりして体が軽くなるのを体感していただけそうです。ガン患者も推薦するこの療法は日本独自のものですが、自然療法は継続することで初めて効果を発揮するものですので、速効性を求められるべきものでもありません。しかし、予防医学として代替療法として推薦できる施術法のひとつです。大病を患う前に「こんにゃく温湿布」で健康を維持してください。
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