ビワの葉温熱療法は、古くから知られているビワの葉の効用とタイ伝統医学に伝わるハーブボールの温熱療法を合わせた施術法です。古来から伝わる自然療法に分類される施術法ですので、局所ばかりを施術するのではなく、伝統医学のエネルギーラインに沿ってその症状にふさわしい経絡や経穴を中心に熱を伝えていくことで効果を発揮します。
ビワの葉温熱療法は、古くから知られているビワの葉の効用とタイ伝統医学に伝わるハーブボールの温熱療法を合わせた施術法です。ビワの葉温熱療法は、疾病の症状緩和のための民間療法として古くから知られており、副作用が少ないのも特徴です。ビワの葉の成分としては、ブドウ糖、蔗糖、果糖、マルトース、でんぷん、デキストリン、酒石酸、クエン酸、りんご酸、アミグダリン、タンニン、サポニンなどがあり特にアミグダリン(ビタミンB17)が、びわの葉の薬効の中心となる成分とされています。ビワの葉に含まれているアミクダリン(ビタミンB17)という成分には、抗がん作用、鎮痛作用、殺菌作用、血液浄化作用があります。その成分は、微量の青酸を含む糖質から成っているので「アミグダリン青酸配糖体」と呼ばれ一般的には、無条件で猛毒と言われる青酸ですが、びわの葉に含まれるアミグダリンは微量なうえ、糖が結合している配糖体で不活性物質です。さらに、体内に入ると青酸とベンツアルデヒドという物質を発生するものの、身体を保護する酵素(ローダネーゼ)の働きで安全無害な物質に変化、毒素として作用しないことが実証されています。自然界には、人間が食用とする千二百種類以上の植物にアミグダリンが存在するといわれており、ウメ、アンズ、プルーン、モモ、サクランボ、リンゴ、セロリ、セリ、アーモンド、タケノコ、玄米、大豆、小豆、蕎麦、ゴマなどがあります。アミグダリンが体内に入ると、ガン細胞の中に大量に含まれているベータ・グルコシターゼという特殊酵素によって加水分解され、青酸とベンツアルデヒドとが遊離します。ガン細胞は、この二つの物質の相乗毒性により破壊されてしまいますが正常細胞にはローゼネーダという保護酵素があって両物質を無害な物質に変えてしまうために影響を受けません。顕微鏡でみると、ガン細胞がまるで殺虫剤をかけられたハエのように死んでいくそうです。また、アミグダリンが分解されてできる安息香酸は、「抗リウマチ」「殺菌」「鎮痛」に効果を発揮します。中でも鎮痛効果は絶大で、末期ガンの痛みを和らいだり、神経痛や捻挫の痛みなどにも効果的です。この療法は、ビワの成分が持つ効果、温熱効果、指圧効果が相乗的に得られるのが特徴です。古来から伝わる自然療法に分類される施術法ですので、局所ばかりを施術するのではなく、伝統医学のエネルギーラインに沿ってその症状にふさわしい経絡や経穴を中心に熱を伝えていくことが望ましいといえます。 |